環世界http://www4.nhk.or.jp/P3233/哲子の部屋 たまたま見た番組欄、気になったので見てみた。 ●今回のロゴス『私とアナタのいる世界は全く違う!』 ネットで簡単に解説が有ったので下にコピーを掲載します 生物学者ユクスキュルは「全ての生物は異なる時間と空間を生きている」と唱え、「環世界」という概念を打ち出した。 環世界とは何か。 例えば森に住むマダニは、目が見えず耳は聞こえない。 しかし匂いと温度には敏感で、近くを動物が通りかかったと感知すると相手に飛びつく。 人間なら森に入って例えば「ああ、緑が綺麗だなぁ、癒されるなぁ」とか感じるかもしれない。 しかしマダニは同じ森にいても「光が無く真っ暗で音も全く聞こえない世界」で生きており、ただ匂いと温度を延々待ち続けているだけ。 つまり受け取っている世界は全く違う。 そのそれぞれの受け取る世界を「環世界」だとした。 さて、同じ種族の人間の間でも「環世界」はそれぞれ異なる。 ここでTVドラマ「スパイ大作戦」と、その映画版「ミッション・インポシブル」のテーマ曲が流れる。 その二つには同じように聞こえても決定的な違いが有るという。 それは拍子。 前者が5拍子、後者は4拍子。 音楽に詳しい人なら一発で解るが、音楽の知識が無いと解らない。 つまり知識の有無で受け取っている世界は異なっている。 盲導犬の話。 イヌと人の環世界は異なるが、訓練をつむ事でイヌも人の環世界を受け取ることは可能になる。 また映画「恋はデジャ・ブ」は、主人公が同じ一日を延々と繰り返すという話。 その中で主人公は、読書・音楽・彫刻などを勉強して技術を身につけていく。 つまり今まで音楽の楽しみが解らなかったのに、学びで環世界を変えていったわけである。 つまり学ぶ事で環世界は変えられる。 以上抜粋 自分自身、カウンセリングを学んだ結果「人はそれぞれの世界を見ている」って事を実感した。 同じ世界に生きているはずなのにその人その人で微妙に違ったり、時には全く逆、真逆な世界を見ている。 そしてそれが、「世の中」「世界だ」と思っている。 だから、世間は厄介で、また面白い。 今回の選挙もそうだし、遠い中東で起こってる事も、極東アジアで起こってる事も。 みんな自分が間違ってると思わないから、相手をなかなか理解できない。 まずは、環世界を理解することからでしょうか・・・・。 世の中はそれぞれの○×、白黒が存在している、だから遠目で見る世界はグレー。 灰色には中途半端、どっちつかずの悪いイメージがある。 でも、中庸ってな考え方が出来れば少しはいい世の中になるように、そこで生きる人も楽になるように思います。 ただ、成果を求めたり、物事を進めるスピード感を必要とする場合は向いてないかもしれませんね。 |